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2008年03月06日 ()
■#8 「クラエスの一日」/#9 「賢い蛇、純真な鳩」
「ひょっとしてこの作品、文学を目指してるのかしらね」
「何ですか、藪から棒に」
「脳ミソが相田バイブレーションドランカーなんだろ」

「何を訳のわからないことを言っているのよ」
「あはは、あの画面グラグラは正直、
ちょっとアレですよねー」
「確かにアレはちょっといただけない演出だとは私も
思うけれど」
「っつか、文学はFateだろ。
CLANNADは人生、Fateは文学」
「ってそれネタじゃないですか…」
「Fate、ねぇ…。私は読んだことがないから何とも
言えないけれど、アニメを見た限りで言うなら
あれは立派なB級娯楽作品だと思うわよ」
「B級娯楽というのなら、この作品もそうじゃないですか?」
「問題はそこなのよね。原作者は文化と思惟をもって
文学を語ろうとするのだけれど、予算とスタッフがそれを
許さない。アニメの製作者が食べていくためには作品に
娯楽性を組みこまなくてはといけないから」
「何言ってんのか全然わかんねぇよ」
「要はアレですよね。ロボ出さないと富野監督は作品を
作らせてはもらえないとかそういうしがらみ」
「それはアニメスタッフの話。
今ここで私が問題にしているのは原作者の意図の話ね。
ウチは本来、アニメと原作は基本的に別物として
扱っているけれど、本作に限っては原作者が総監修・脚本
という、事実上の監督といって良い立場にいるから
アニメもまた原作と等価なものとして話を進めるわよ」
「そうゆう適当なことやってるとまた余計なトラブルを
抱え込みそうな気がするんですけど」
「そんなの、知ったことじゃないわよ。私達の会話なんて
聴きたい人にしか聞こえないのだもの。
逆に言えば、私の話を聴く以上それくらいのことは
許容しないといけないのよ」
「なんたる傲慢…!
でもそんな傲慢さで偉そうに語る姉美が
オレは嫌いじゃねぇぜ?」
「そう?ありがとう。
だったらそろそろ本題に入らせてもらえるかしら?」
「え…あ…うん、わかった…」
「えーと、本題って、何の話してましたっけ」
「えぇ~?また最初から話すの…?」
「いやいや冗談ですってば。
して、“ガンスリは文学”そのこころは?」
「つまりね、この作品って結構いろんな題材を
小物に使うでしょ。スカボローフェアとかトスカとか」
「ですねー。私は浅学にして寡聞なのでその詳細は良く
わかんないんですけど」
「それは私も同じなのよね。
だから、その題材が持つ要素をしっかりと把握しきれない
のがちょっと残念と言えば残念なのだけれど」
「オレはあんま好きじゃねーなぁ。意味わかんねぇし」
「言ってみれば、そういった様々な分野に対しての
ある程度の知識とか造詣を視聴者に要求するという意味で
間口は狭いわけだけれど、
まあでもそれはそれほど致命的な問題ではなくって、
重要なのはその題材を選んで引用することが作者の心性と
深く繋がっているっていうことよね」
「え、えーと…」
「仕方ないわね…。
貴方達にわかりやすい言葉で言うと、
パロディとかインスパイアとかそういったものの延長よ。
ただ、その対象が普遍的な文化や有名な作品であるか、
はたまたごく少数にしか通じないカルトな作品かっていう
違い」
「あー…。そかそか、引用・参照元に対する知識や趣味を
前提にしてるって意味では似てるわけですね」
「そういうこと。もちろん、それらの知識が視聴者に
なければ楽しめないようでは娯楽としては成り立たない
わけだけれど、でも文学においてはそれは通用しない。
何故なら、文学作品が要求する知識は文化的な人間が
凡そ網羅しているべき嗜みであるから」
「学のない人間に文学はムリ、か…。
だからこそ文“学”なわけですね」
「そんなんだったらオレは文学なんてやりたくねぇなぁ」
「ま、それはそれで良いのではない?
学がなくたって人は生きていけるもの。
それができずに学を積み重ねて生だの死だのに意味を
求めてしまう人間が文学を志すのだもの」
「そうゆうものなんですか?」
「さあ?私はそう思っているけれど。
生きる事に意味なんてないし、死も同じ。
でもそれを受け容れられないから、その答えを人の営みに、
想いの発露である作品に、答えを見出そうとする。
神に辿りついた者はそこで安心して生きていけるけれど、
神を殺してしまったニーチェは救われたかしら?」
「知らねぇよ」
「私も知らないわ。興味もないし」
「どないやねん」
「惜しいことをしたわね、という話。
西村純二に監督を任せれば立派に文学できた、と
私は思うのよね。思えばシムーンも文学していたし、
true tearsも大概文学しているわよ」
「え~?そうですかー?」
「あとそうね、ゼーガペインも結構な文学だったわね。
考えてみると、SFアニメって意外に文学しているわよね」
「そうなのかなぁ…」
「オレは面白ければそれで良いや」
「う~ん、私もそれでいいかな」
「あら、シムーンもttもゼーガペインも面白いじゃない。
私は娯楽性とともにその文学性も好き、というだけよ。
文学を嗜むといえるほどに学はないけれどね」
「なんだそりゃww」
「あ、ただ一つ言っておくけれど、この作品って別に
娯楽性を捨てているって訳ではないのよね。
ま、萌えとか燃えとかを組み込んでいるのは
作者の趣味なんでしょうし、その部分でストレスは
ないのだと思うけれど。
問題は結局、その目指すところをアニメのスタッフと
分かち合えてないところだとかそういうところだし」
「そこはわからないでもないですねー」
「そうは言っても、面白いのだけれどね。
塗り替えられた記憶の奥にある消し忘れた欠片に
翻弄される少女、自ら封印した記憶に苦しむ大人。
失ったものを人形で埋めながら罪悪感に苛まれる若者と
自らの存在を規定するもの=記憶を奪われてなお
幸福な笑顔を浮かべる少女。それはまさに命の躍動だわ」
「あー、なんつーかその、そういう発想できるお前は
すごい奴だと思うよ、オレは…うん」
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[2008.03.06(Thu) 23:06] アイコン記事(アニメ感想)Trackback(1) | Comments(0)
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[ 2008.03.08(Sat) 00:28 ] 隠れ蓑~penseur~
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