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リストマーク アニメに何を求めますか?~価値基準の話~ 

2006年12月25日 ()
●このエントリーは、チャベスさんへのフォロー及び自分の思考整理を目的としたものです。

ウチのくじアン評価 
評価:S 殿堂入り(ぶっちぎりで1位)
というものに対して↓の

 「シムーン」や「あさって」が「くじアン」ごとき(失礼)にぶっちぎられたというのかあああ!

という反応なわけですが、失言でした。
「シムーン」は姉で「あさって」は妹、「くじアン」は恋人です。
こういう言い方をすれば良かったですかね。
どれもたいせつ。みんな大好き。
(でもくじアンだけは別格、という見方ができちゃうのがミソなんですが、こういう言い方なら許容されそうな気がするので)

というわけで、今回は価値観――価値基準をどこにおくか、というお話です。

 アニヲタさんってアニメのランキング付けとか好きですよね。
 あれ、私にはけっこう理解しがたいんですよね。生来の優柔不断さに加えて、アニメそのものに実はそんなに思い入れを持たないタイプなので、それぞれのアニメに好き嫌いを感じることはあっても、そこには明確な価値基準での順番はつけられないことが多いです。

「仕事と私とどっちが大事なのよ?」
 なんていうこと場面、ありがちですよね。
 こういう風な訊き方の場合、2者択一を迫られているわけで、つまりは「どっちが自分にとって【大事】の度合いが大きいか」という「価値基準の一本化」がそこには必要になってくるわけですよ。
 大抵の男の人にとっては「仕事」と「彼女」は別の価値基準に基づいていて、「仕事」は衣食住の確保つまりは食欲・睡眠欲に必要なことであり、「彼女」は性欲の充足に必要なこと。どちらも大事。
 ただ、こういう事を言われるときは大抵「仕事は我慢してくれないけど彼女は我慢してくれる可能性がある…っていうか、それは女の我が侭でしょ」っていう場合だったりするんで、「仕事」と答えちゃったりすることもありますよね実際。
 私はそんな場面に遭遇した事すらないですが( ノヮ`)

 まあそんな具合に、人はそれぞれに価値観を持ってますし、アニメの見方も人それぞれ。アニメのどこに価値を見出すか、その価値基準は千差万別なんですよね。
 では、私はどんな価値基準でアニメを見ているか、というとですよ。
 キャラに感情移入できるかどうか。
 これが第一です。作画、脚本、音楽、美術、演出、声優…人によって目当てのものは違うでしょうが、私にとってそれらは全て、
キャラに感情移入できるような「脚本」「演出」「音楽」「声優」「作画」であるかどうか
で決まります。どんなに作画が美しくても、それがキャラの生き生きとした魅力に繋がらなくてはダメだし、脚本もまた然りです。
 ただ、キャラクター重視ではなくてアクションとか、ストーリーそのものが売りであるアニメについてはその限りではないです。売りがしっかりと示されていてそれを存分に発揮されているものについては評価します(好みに合わなければ見ないという選択をするでしょうけど)。
 で、そのキャラへの感情移入というのもいくつかの立場に分かれます。

1.そのキャラに自分と投影する(共感)
2.そのキャラに保護本能をくすぐられる(優越感の充足及び被依存願望)

1.は一般的に「主人公に視聴者が感情移入する」というタイプの感情移入であり、「主人公の成長」が描かれる作品においては「自分も成長しているようなカタルシス」を感じることができたり、「主人公とヒロインの恋物語」では「自分とヒロインとの擬似恋愛」を体感できたりするというものです。
 ただし、私の場合は大抵のアニメにおいて主人公よりもサブキャラやヒロインに感情移入することが多いので、いわゆる「萌えアニメ」の見方も普通の萌えヲタさんとは一線を画した立場で見ていることが多いです。
 例えば「DCSS」では白河ことりに自分を重ねて見てたので、その想いの描写と結末はとても重要な視聴要因でした。だから、結果的にことりの想いに決着がつかなかったことにより、消化不良が残り、駄作認定するに至ったわけです。ただ、シリーズを通して優遇された(スタッフに愛された、という意味で)ことについては不満はないわけですよ。そういう意味ではむしろDQN描写が目立った音夢に対して同情を禁じ得ません。まあ、本人は幸せなので別に問題ないんですけど。
 2.は単純にかわいいものに対する想いですね。幼女キャラを可愛いと思う気持ちです。それは「弱いものに対する優越感」でもあるでしょうし、「頼られることで自らの価値を見出したい」という思いなんですよね。「マイメロ」の夢野琴とか、「デジモン」の大門知花なんかの「幼女妹キャラ」に対して起こる感情がほとんどです。

 だから、昨今の「萌え」特化型のアニメにはあんまり興味がないです。エロゲ原作なんかも当然です。それらのキャラ造型は男にとっての「性的魅力」を喚起するものであって、私みたいな見方をする人間に対しての求心力を前提としたものではない。「男のくせに女になりきりたい人間」なんてのを相手にするようなアニメなんてそもそも存在してないわけですが。
 「あさっての方向。」や「シムーン」は萌え要素も入ってはいるけれど、根源的には性別を超えた「人間として普遍的な情動と成長」を描くことを重視したものだから、一般的に見ても感情移入がしやすいアニメといえます(シムーンはわかりにくいけど)。
 「くじアン」については、「萌え」は極力排除した上での「人間の内面描写と交流による相互補完と成長」が重視されていて、それぞれのキャラクターが「弱さ」を抱えています。それは自分ではどうやっても補えないから他のキャラがそこを補っていく。そういう関係が全ての人間関係に存在しているから、私としては全てのキャラに感情移入できるし、その弱さを感じ取ることで「弱いのは自分だけじゃない」と安心できるんですよね。
 
 ただそれでもアニメの見方というのはそれぞれで、「くじアン」に関してもその「うにょうにょと気持ち悪いくらい動く」動的な部分とか「空気感」や「間」の表現による静的な心情表現の部分あるいはそのコントラストなんかに価値を見出している人もいれば、その独特の色彩感覚を評価する人もいるわけですよ(色彩については私にはさっぱり理解できないのですが)。

 というわけで、アニメの見方にはいろいろあって、だから当然その見方によって評価の仕方も一元的にはできないわけですよ。
 だからそれぞれのアニメには「自分が求めるもの」は違ってくるわけで、そういう観点から見ると【好き嫌い】というラインで相対的な「上下」を決めることはあんまり私にとっては意味がないんですよね。

 もしそれが意味を持つとすれば、恋愛感情を伴った価値判断を迫られたときだけです。恋愛とは「一番好き」を決定する行為であるからです。恋愛が絡んだときにだけ、私は「一番」を求めます。アニメ版『Kanon』で真琴に感情移入した私が求めたのはその「祐一にとっての一番」であり、祐一が選んだのは「妹」すなわち、「一番好き」ではなかったということ。どちらも彼にとっては大切な存在であるという意味では同等ですけど、そこには天と地ほどの差がそこにはある。私にとっての恋愛の相手は「互いに自分に絶対的に不足している部分を補うもの」であり、魂の半身であり、それを失う=永遠に自分が欠けた存在になる、というものであるからです。お互いを求め合い、補い合って、それが成就されたのなら、人として完成され得る――そういうもの。それはどう考えても限りなく有り得ないことで、それが幻想に過ぎないことも私はは知っているけれど、でもやっぱりそれを求めてしまう。
 実際には恋人なんていうのは「より多く自分に足りないものを補ってくれる」か「より多く自分の求めているものをくれる」ような存在に過ぎなくて、いたとしても完全に満たされるわけでもなければ、失ったところで自分が死んでしまうわけでもない。もっと言うなら、「くじアン」で示されるように、自分に足りないものをいろんな人に補ってもらえるのなら、恋人なんて必要ですらない(だから「くじアン」において「恋の決着」は終結の必須事項でないわけですねー)。 

 締め。
 まあそんなわけなので、人によってアニメに求めるものは違ってくる、ということであり、自分が高評価を与えたものを人があまり評価していないからといってあまり嘆く必要はない、と言いたかったんですけど、でもやっぱり自分の価値観が好きな人と違うとショックだっていうのは確かなんですよね。それって自分のよろこびと相手のよろこびを共有できないってことですもんね。
 あと、なんだかんだいって結局私、くじアンが一番だって力説してますね。あいたたた。 

 「仕事と私、どっちが大事なのよ?」
 そう訊かれたら、私はこう答えますよ。
 「どっちも大事だけど、好きなのはあなただけ」
 多分、生涯訊かれる事はないでしょうけど( ノヮ`)

★この記事に対するチャベス様のお答えもどうぞ。
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ごめん、最近くじアンに対してムキになってるかもw「ぶっちぎりで1位」の次は「くじアンだけは別格」ですか…orzむにゅさんがくじアンを心底愛してるのはよくわかりました。どれも大切だと言ってもやっぱシムーンやあ
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